特殊詐欺をかもめーるなどで防ごうという動きも全国的に広がっています。滋賀県では滋賀県内の郵便局と滋賀県警が連動、暑中見舞いの時期に合わせ、振り込め詐欺や架空請求など、特殊詐欺への注意を呼びかけるハガキ「防犯かもめーる」の配達を始めています。
特殊詐欺の被害者はほとんどが高齢者。年配の人に馴染みやすいように、寺社の御朱印をモチーフにデザインされています。
郵便局では任意で4万枚以上を、高齢者世帯を中心に郵送します。この「防犯かもめーる」は昨年来、裁判所などの公的機関を装ったハガキが急増。その相談がから、県内の郵便局と県警が企画しています。
ハガキ代は県内約300社の企業などの協賛金で賄い、差出人として記載しています。県警によれば高い水準でそれまで推移していた特殊詐欺被害ですが、防犯かもめーるが郵送された後には大幅に減少したという報告があります。
ハガキ裏面の中央に県警のマスコットキャラクター、「けいたくん」の朱印を押印。
その上に大きな文字で「被害回避」。両脇には「オレオレ詐欺 架空請求詐欺」。
ほかにも「電話の相手に現金渡さず カードも渡さず 情報話さず これ回避する方法」と書かれています。
毎年新しい手口がでる特殊詐欺。一件でも減って欲しいものですね。