特殊詐欺はキャンピングカーなどを使ったものに発展もしています。2020年2月のこと。警視庁は犯罪拠点をキャンピングカーにしていた、詐欺グループの14人を逮捕。
場所は関越道の三芳SAですが、逮捕された男たちの多くは、詐欺のターゲットに偽りの電話を掛ける「かけ子」とされています。実際に捜査員が踏み込んだ時、車内の中では複数の男が携帯電話を手にしていました。
注目を集めているのはキャンピングカー。これまでの特殊詐欺グループの検挙は、マンションの一室などが多くありました。このため、警視庁は詐欺グループがアジト使用をすると知って、部屋の提供をした不動産関係者らを逮捕してきました。
もともと犯罪グループがマンションなどをアジトとして借りる場合、賃借名義人などの確保が必要で簡単ではありません。さらに現在は、借りたとしても管理人や同じマンション住民からの通報があります。
こういった通報により、犯罪行為が明らかになることも多々。そういった危険を避けるため、今回の詐欺グループはキャンピングカーを借りた可能性が高くなっています。
キャンピングカーであれば、マンションを借りるよりレンタルすることも簡単。さらに高速道路のSAに、長期間止まっていても不自然ではありません。
特殊詐欺もいろいろ考えるものですね。
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